にがりとは、海水を煮詰めて塩をつくる際の副産物で、ミネラルの塊です。
特に主成分の塩化マグネシウムが健康に良いということで注目されているようです。
私自身はにがりについてはエグミのもと、豆腐の凝固剤。といった認識でしたが、
お米の炊きあがりが良いとのことで、米パンにも何らかの変化があるのではと、添加してみることにしました。
まず期待したのは膨らみが良くなることでしたが、こちらは従来と全く変化ありませんでした。
しかし、焼き上がってからカットしてみるといつもより素地がきめ細かくなっているではありませんか。
こちらは五分づき米で12センチの大きいタイプの角食です。
大きい分気泡は粗目のはずですが、いつもより細かいです。
玄米の角食についてはさらに気泡が荒く重い食感になりがちで、
これが改善されれば…と思います。
しかしながら、健康効果があるとはいえ食品添加物であり、できるだけシンプルにといった観点からは外れてしまう気もするので、
全部の米パンに採用するのは見送りたいと思います。
今回は玄米プレーンの角食ににがり入りをご用意しました。
えぐみは全くなく、トーストすると従来より軽い食感が楽しめます。