MOA自然農法でお米と野菜を作っている柑本さんのところで、
今年はくまみのりという品種のお米が収穫されました。
旭と亀ノ尾の交配で、コシヒカリより昔の品種の掛け合わせです。
自然農法や自然栽培等の肥料成分が少ない栽培方法でもよく育ち、暑さにも適応するそうです。
味わいはさっぱり系で、アミロース値も高いそうです。
このあたりが米パン向けかなと、半年以上前から気になっていました。
早速届いたお米を五分搗きで米パンとおにぎりにして食べてみました。
さっぱり系とは言っても甘みは十分あり、違いはというと粒立ちがしっかりしている点。玄米生米を見たときの粒立もワイルドです。
実際、五分搗き米で作るパンでは特徴が際立つことはそんなにありませんでしたが、翌日玄米で米パンにしたところ、他のコシヒカリ玄米よりきめ細やかな気泡で、すごく扱い易いお米と感じました。
あと、アミロース値の関係か、アトピー疾患の方向けだそうです。
今後の予定では、五分搗きと玄米のプレーンの味比べセットのミニパンと玄米角食。
マルシェでの販売から始めようと思っています。
それと余談なのが、柑本さんの田んぼの数百メートル先に石碑があり、こう書いてあります。
「コシヒカリ生誕の地」
この辺りに農業試験場の田んぼがあり、コシヒカリが生み出されたとのことです。